閉経期に入り女性ホルモンの「エストロゲン」が減少し、また年齢とともに減っていく基礎代謝のせいで、ますます痩せにくくなる50代女性。ほとんどの方が実感しているのではないでしょうか。
食事制限や運動習慣などの自己管理は、更に年齢を重ねる前につけておかないと難しくなってきます。自分の現状を50代のうちにしっかり把握して、適正体重を保ち、健康的な生活をずっと送れるように気を付けていく必要があります。
そこで、50代からでも始められる、医師が実践して成功したダイエット方法の各種書籍を紹介しますので、挑戦してみてはいかがでしょうか。
「人生を変える夜はちみつダイエット」

著者自身が太っていたことで、太っているのに肥満指導はできないと、やせることを決意して、著者自身が実践して、患者さんへの指導からも効果があった方法を伝えています。
肥満体型の医者だからこそわかる、肥満体型の人が無意識にやっている「太りグセ」の直し方を豊富なエビデンスとともに図解する「科学的やせ方BOOK」です。国内外の医学論文を絶えずチェックしている内科専門医の言葉は信頼できます。
頑張ってダイエットしているのになかなかやせられない人の理由は、実は睡眠のとり方にあるそうです。しっかり深い睡眠がとれたら、過食も防げるということです。
眠りを深くするための秘訣が、なんと寝る1時間前にハチミツをとること!
たったひとさじのハチミツが、体脂肪の燃焼を円滑に進めてくれてやせやすい身体づくりをしてくれるということです。
その秘訣を、豊富な事例とエビデンスとともに紹介しています。尚ハチミツは純度が高いハチミツが効果的だそうです。
「内臓脂肪がストンと落ちる食事術」

11万部突破のベストセラーとなっている健康本です。
テレビ番組に著者出演して、 「番組史上最も楽して痩せる食事術! 」として紹介されました。医学的に正しい体重の落とし方を紹介しています。
お腹周りについた内臓脂肪を、運動などを頑張らずに、どうやって楽に落とせるかについて、自ら20年近く実践している著者がその方法について、伝えています。
糖質制限と1日2食という“半日断食”の組み合わせで、最初の1週間で2~3kg程体重を落とし、適正体重になったところで体重をキープしていきます。
- カロリー制限不要
- 糖質を減らすだけ
- 脂質は摂っても太らない
- 1日3食は正しくない
- 果物・野菜ジュースはキケン
というお腹いっぱい食べても大丈夫!
糖質制限食のエキスパートだからこその内臓脂肪を楽に落としてダイエットに成功する秘訣が満載です。
内臓脂肪を落とすことは、健康維持にも大切なことです。体重が適正体重でも内臓脂肪が多い人も参考にしてみましょう。
「鎌田式 「 スクワット 」 と 「 かかと落とし 」 70歳、医師の僕がたどり着いた」

テレビ番組のコメンテーターとしてもよく見かける鎌田實医師の著書です。
先日は阿川佐和子さんのテレビ番組「サワコの朝」でも対談をして、一生体重が増えない体操として「スクワット」と「かかと落とし」を紹介していました。著者自身が、この「スクワット」と「かかと落とし」を毎日丁寧に行うことで、3年間で体重が9キロ減り、ウエストは9センチ減ったそうです。
さらに、血糖値や血圧、コレステロール値の数値が正常になったそうです。
より効果的に筋肉に刺激を与えるように工夫を加えた「最強の筋活体操」となっています。著者自身が70歳を迎えて、以前よりも太りにくく、疲れにくい体になったそうです。
「スクワット」はダイエットにも筋活にも最強とはよく言われていますが、「スクワット」によって太ももに刺激を与えると、筋肉作動物質のマイオカインが分泌されます。このマイオインが増えると、認知症、脳卒中、がん、糖尿病、高血圧、脂肪肝、フレイルなどの予防効果を期待できるといわれています。
また、「かかと落とし」でかかとに刺激を与えると、オステオカルシンという骨ホルモンが分泌されて、骨を強化するともいわれています。またオステオカルシンは、膵臓に働きかけて血糖値を下げる働きもあるようです。
どこでも、「スクワット」と「かかと落とし」はできますから、毎日続けていきましょう。
「医師が教える最強のダイエット 腸内フローラ革命」

アメリカ東部の名門ジョンズ・ホプキンス大学の医師が教える肥満解消法!(2018 QS World University Rnakings 医学部部門5位)として世界的に知られている著作です。
健康情報を発信し続けている著名な、東京医科歯科大学名誉教授 藤田紘一郎医師が、「こんなに体調が良くなり、加えてスリムにもなれるなら、どうしてもっと早くやらなかったのかと後悔するほどでした」日本語版序文で伝えているほどの内容です。
リバウンドなく健康的に痩せるカギは、腸内細菌にあったということです。
体重が増える原因として、カロリーの摂りすぎだけではなく、血糖値の急上昇や、代謝調節ホルモンの不具合などが、体重を増減させる要因であることがわかってきているそうです。特に、腸内フローラが体重増減を左右する中心的な役割を果たしているということです。
体のさまざまなしくみにかかわっている腸内フローラが乱れると、肥満につながっていくそうです。肥満を左右していく腸内フローラをどのように整えていったらいいのかについて紹介しています。
また、肥満に効くヨガポーズ18や、レシピ、ダイエット・サプリの評価も掲載しています。
腸内フローラをしっかり整えて、ダイエットと健康管理に努めていきましょう。
「2週間でおデブ体質からヤセ体質に変わる! デブ菌撃退!つくりおきレシピ」

腸の権威で「世界一受けたい授業」などテレビ出演でも多く見られる、藤田紘一郎医師(東京医科歯科大学名誉教授)が、きちんと食べながら 腸内のデブ菌を減らすという、ダイエットメソッドと、おいしいつくりおきおかずのレシピを紹介しています。
腸内には「デブ菌」(藤田医師が名付け)という日和見(ひよりみ)菌が潜んでいて、食生活によって「ヤセ菌」へと変えることができるということです。
「酢キャベツ」「酢トマト」「酢きのこ」が「ヤセ菌」へ変える組み合わせだそうです。
酢は、整腸作用が高く、内臓脂肪の燃焼を高めるなど、多くの健康効果があるといわれています。豊富な食物繊維を含むキャベツ・トマト・きのことの組み合わせは、ヤセ菌を増やしてくれます。
ダイエット効果が高くおいしい、この3つのつくりおきを毎日食べると、デブ菌が減って2週間でヤセ体質になるそうです。
腸内環境が整うことで、ダイエットだけでなくさまざまな生活習慣病の予防にもなります。